エルメスについて
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高級馬具工房としてのエルメスの創業は19世紀、1837のこと。自動車が登場する以前の19世紀、馬車はいちばん明白な「ブランド」であり、壮麗な四輪馬車の「ベルリン」やスマートな無蓋四輪馬車の「カレーシュ」など、おしゃれな馬車はパリのハイライフに不可欠の道具でした。ちなみに、後にエルメス・ブランドの商標に使われる馬車は、当時の貴婦人たちに人気を博したエレガントな馬車「ル・デュック」をデザインしたものです。
世紀末の1880年、エルメスは本格的に高級鞍造りとしてオープンし、それを機にフォーブル=サントノレ24番地に店舗を構えます。
その後、エルメスは転換期を迎えることになります。20世紀になると自動車産業が弾頭し、移動手段が馬車から車へと移行していくことになったからです。またこのころに「大量生産・大量消費」の考えも誕生しています。
そうした背景から高級「バッグ商」エルメスの誕生し、主力商品を「鞍」から「ハンドバッグ」などの革製品に転換することになりました。また、エルメスは「大量生産・大量消費」の逆をいき、商品が変わっても製造過程はこれまでの鞍造りと同じく伝統的ハンドクラフトを採り続ける方針を決定しました。これにより男性がクライアントだった馬具商エルメスは、女性のあこがれのブランドへと鮮やかな転身をとげることになったのです。
さらにエルメスはバッグやベルトなどの革製品だけでなく、新しい商品開発にも取り組み、1937年、初のスカーフ「カレ(「オムニバスゲームと白い貴婦人」)」が誕生します。また、エルメスは毎年ちがったモチーフをうちだすことで、スカーフもまた年ごとに差別化しようと、それぞれの商品にモチーフをつけて物語性を付加するというブランド戦略を打ち出しました。
その他にも、対戦直後の1947年にすでに製造を始めていた香水は、60年代に馬車の名をネーミングにした「カレーシュ」の発売とともに香水部門を独立させ、口紅などの商品(ルージュ・エルメス)も開発している。
公式サイト : Hermes.com
